中本 道代 (なかもと みちよ)




広島県生まれ


詩集『春の空き家』 (1982年 詩学社)

『四月の第一日曜日』 (1986年 思潮社)

『ミルキーメイ』 (1988年 同上)

『春分 vernal equinox』 (1994年 同上)

『黄道と蛹』 (1999年 同上)

『花と死王』 (2008年 同上)

エッセイ集『空き家の夢』 (2004年 ダニエル社)

詩誌「ユルトラバルズ」「オレンジ」同人


脳髄の裏の方に、奥深く横たわる地があるような気がする。

意識の辺縁と言ってよいそこは、自分の内でも外でもあるような未知の領域で、

その入り口あたりを朧に感じて彷徨うことしかできないのだが、

詩を書くことでなら入る道もあるのではないか。

一人の私は小さく貧しく、限定されていると思えるが、

そこは想像もつかないほど豊かで広大な時空へと繋がっているのだろう。

それはどんな人、どんな生きものでもそうなのではないだろうか?